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ABOUTごあいさつ

ごあいさつ

2020年の3月以降、深刻化するコロナ禍の中で、国内外の美術館では展覧会の開催中止が相次ぎました。文化の活動は、アーティストのみならず、さまざまなクリエイターたちのネットワークと相互の献身的な支え合いによって成り立っています。美術館は、そのような活動を支援する場でもありました。しかし、そのようなつながりが機能不全に陥ることで、アーティストやクリエイターたちは、制作や発表の現場を失っていきました。

そこで愛知県美術館では、移動や人との接触が制限された状況下でも、あるいはむしろそういった状況だからこそ出来る、制作や発表のかたちを考えることにしました。その結論は、月並みではありますが、オンラインでのプロジェクトです。ただし、コロナ禍を背景とするこのコンテンツは、いずれコロナ禍が過去のものとなった時に、インターネット上ではなく、具体的な場所やものとして体験できたり感じとれたりするようなかたちにしたいと考えました。こうした条件の下で、アーティストやクリエイターたちが、9つのプロジェクトを立ち上げました。

文化の活動は、コロナ禍に限らず、どのような状況にあっても止まることはありません。わたしたちの文化にかける思いと希望を、本事業を通じて伝えたいと思います。


2021年2月
愛知県美術館